フランス語との出会い

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私がフランス語と出会ったのは、高校2年生の頃でした。

出会った場所は学習塾です。

なぜそんな場所でフランス語に出会ったのか、不思議に思われますのでご説明しますね。

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目次

バイト代で塾に通う女子高生時代

私が高校生だった時代は、高卒でも就職する人が多くいました。

女性は25歳で寿退職!なんて言われていたくらい、女性が社会に出て働く期間は短いとされていました。

今では考えられませんが、4大を卒業した22歳よりも高校卒業後の18歳の方がより長く働いてもらえると人気だったんです。

そこで、高校は就職に有利な「商業科」へ進学。

「商業科」なら学費が高い私立でもいいとのことで、私は私立の女子校へ通っていました。

しかし、世の中も徐々に変わって行き、高卒での就職が少なくなってきたこともあり、私は大学への進学を希望しました。

もちろん両親は大反対です。

第一に、金銭的に無理とのことでした(そのために高校は私立に行かせたんじゃないの!との一点張り)

そんな両親を説得し、せめて短大ならと許可をもらいました。

マリー

もっと勉強したいって言ってるのに、反対されるってのも面白いわね

しかし、商業科では「受験対策」に必須な科目が少なく、高校2年の冬から塾へ行くことにしました。

もちろん、塾代は自腹。

親はできれば短大すらにも行って欲しくはないため、お小遣いとお昼代のお金以外は一切払ってくれませんでした。

私は隔週土曜日と日曜日に、近所の喫茶店でアルバイトしていたのですが、そのお給料(2〜3万円)は塾代へ消えて行きました。

哀れに思った当時の彼が、歳上だったのもあり洋服など買ってくれました(いい思い出だわ)

人生2度目の塾通い

そんな感じで始まった塾通いですが、実は、人生で学習塾に通ったのは2度しかありません。

1度目は、中学3年生の夏休みに「高校受験対策夏期講習」でした。

実は、短大受験で通った塾も、この時の塾の系列になります。

本来、中学生までしか受け入れていないのですが、事情を説明したら特別に入塾させてもらえることになりました。

大手の塾だったら学費払えなかったと思うので、すごく助かりました。

結局、同じ高校に通っていた近所の子と一緒に毎週2回通うことになりました。

女子大生のボヤキ

大手の塾ではなかったからなのか、当時の傾向だったからなのか、その塾の講師はほぼアルバイトの大学生でした。

担任も、現役の女子大生でした。

年齢も近いし、私たちにとっては「女子大生」は憧れの的でもあり、すぐに仲良くなりました。

授業後には、近くにあったファミレスで一緒に夕飯食べながら大学生活の話を聞くこともよくありました。

そんな先生は、某有名女子大の英文科へ通っていたので、教えてもらう教科は英語でした。

しかし、ある時突然ボヤキ始めたんです。

それは「フランス語が難しすぎて、嫌なんだけど」ってことでした。

第二外国語として「フランス語」があるとのことで、淡々とその難しさについて語り始めたんです。

どうせなら、恋愛話とか聞きたい年頃でしたが、その時に初めて「フランス語」という言語を意識しました。

どれだけ難しいのだろう

結局、1年くらいその塾に通い、両親の期待虚しく無事に短大へ合格。

晴れて「花の?女子大生」になりました。

入学式の次の日にオリエンテーションがあり、その時に第二外国語の選択を勧められました。

短大は、4大以上にスケジュールがタイトで(6限まであった)、選択教科と言いながらほぼ選択することが不可能なくらい必須教科で埋まっていました。

そんな私のスケジュールでとれる第二外国語が、ドイツ語とフランス語だけでした。

その時、あの塾の先生の「フランス語が難しい」という話を思い出し、フランス語を選択したんです。

どれだけ難しいのか、自分で体験してみたい!

それが、私の一番最初のフランス語への想いでした。

もしもこの時フランス語を選択していなかったら、私の人生はどんな方向へ行ったのでしょうか。

私の人生を語る上で、もはや「フランス語」は不可欠な要素ですが、これも「人との出会い」がきっかけとなりました。

でも、最終的に「選択」したのは私自身です。

人生はこうやって、人との出会いと選択で出来ていくんだと改めて想いました。

ありがたいことに、いまだにフランス語の難しさを楽しませてもらっています。

小さな出会いと小さな選択から始まった私のストーリー。

今後も読んでいただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人

フランス語学習歴30年とフランス留学経験もある「とにかくフランス語が大好き」な普通の日本人。
現在もコツコツと勉強を継続しながら、フランス語の面白さやフランスについて書いています。

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