Bonjour à tous!
この記事は、フランスに初めて旅行へ行く方や滞在する方を対象に書いています。
今回は、カフェ編です。
フランスへ行ったら、ぜひカフェに入ってみてください。
toraは留学中、勉強に行き詰まるとよくカフェに行っていました。
ぼーっとしながらコーヒーを飲むだけなんですが、すごく良い気晴らしになりました。
日本にもおしゃれなカフェがたくさんありますが、やはりフランスのカフェは雰囲気が全く違います。
雰囲気も違うので、システムも違います。
そこで、今回はカフェで気をつけるべき点をご紹介します。
カフェにも様々なタイプがある
実は、カフェにもいろんなタイプがあります。
日本でも、スタバやドトールのようなカジュアルな店舗もあれば、ホテルの中にあるような重厚な?カフェもありますよね。(フランスにもスタバがありますが、大きな都市にしか今のところないようです)
フランスのカフェもそんな感じで、カジュアルな感じのところと、格式高そうな感じのところがあったりします。
toraは地方都市に住んでいましたが、地方都市でも「あ、ここは高級そうだな」という店構えのところから、TABAC(タバ)と呼ばれるいわゆる「タバコ屋さん」がやってるカフェもあります。(※カフェでタバコを売ってるとも言えますが)
また、お酒も置いてあり、夜はバーになるカフェもあれば、パン屋さんがカフェをしているところもあります。
toraは入った事はないのですが、水タバコができるカフェもあります。
これだけあったら、どこに行けば良いのか迷いますよね?
あそこがいいんじゃない?
そうね、雰囲気良さそう!
はい、こんな感じで「見た目」で選んでくださいw
先ほど、タバコが売ってるカフェがあると言いましたが、このようなカフェは地元の人の行きつけなどになっていて、なんとなく入りにくい雰囲気があったりします。
外から中が伺えないようなお店も、入る時に勇気が必要ですよね?
人間としてなんとなく感じる「空気感」があるので、ここはちょっとな・・・と少しでも不安を感じるところへは足を踏み入れない事が大事です。
特に、フランス語や英語などでのコミュニケーションに自信がない時は、少し高いかもしれませんがガイドブックに掲載されるような有名店に行く事をおすすめします。
もちろん、ランスを身近に味わいたければ地元の人が好んで行くような気軽なカフェ(安いし)もおすすめです。
座席で値段が変わる?
フランスのカフェの名物といえば、なんといっても「テラス席」ではないでしょうか。
しかし、ここで少し気をつけなければならないのは、座席によって値段が変わる事です。
フランスのカフェには3つの座席があります。
- テラス席
- 店内
- カウンター
この3つの座席で値段が変わる事があります。
そして、この中で一番高いのがテラス席、次に店内、一番安いのがカウンター(立ち飲み)です。
テラス席のないカフェもあったりしますが、テラスに座ると少し高い可能性がある事を知っておいてください。
あたくし、テラス席が一番良くてよ!
フランス人はとにかくテラス席が大好きなので、満席になるのはテラス席からなんですねw
え?真夏の暑い時とか、真冬の寒い時とかでもテラス席はあるの?と思いますよね。
あるんです!!
真夏でも真冬でも、とにかくテラス席はいつも賑わっています!
真冬には、席の付近に暖房が設置されていたり、膝掛けが用意されていたりします。
そこまでして外に座りたいのか!フランス人、バカ?!ってくらい、本当にテラス席が好きなんですよね。
まあ、確かにテラス席はおすすめなので、一度はフランス人になった気分でテラス席を利用してみてはいかがでしょうか。
え?カフェってこれ?
お店を決めてテラスに座り、いざ「カフェ」と注文し、出てきたものを見たらみなさんきっとショックを受けると思います。
フランスのカフェでのいわゆる「コーヒー」は全て「エスプレッソ」なんです。
えっと・・・ここはイタリアですか?
デミタスカップに半分くらい入った、超濃いエスプレッソに角砂糖とチョコレートが付いてきます。(スティック状のシュガーの場合もあります)
この濃いエスプレッソに角砂糖2つか3つ分くらい入れて飲む方が多いです。
えーーー!日本のブレンドとかアメリカンはないの?と思うかもしれませんが、もちろんメニューはたくさんあります。
カフェオレもあるし、紅茶もあるし、ペリエなどの飲み物もあります。
ただし、「カフェ」と注文すると必ずエスプレッソが出てきますので、濃いコーヒーが苦手な方は注意が必要です。
ちなみにtoraはエスプレッソ大好きなので、めちゃくちゃ飲んでました。
量は少なくても、満足のいく美味しさでした。
味に関して言えば、どんなカフェに入ってもハズレと思う事はありませんでしたね。
ちなみに、カフェの相場は1ユーロちょっとくらいです。
その他のメニューになると3ユーロから5ユーロくらいです。
カフェ以外のメニューは途端に高くなるのが印象的でした。(貧乏留学生にはカフェしか飲めなかったのです)
また、日本ほどジュース類やパフェなどは種類がありません。
フランスのジュースは、かき氷のシロップのような甘いシロップを水か炭酸水がレモネードと言われるサイダーで割ったものがほとんどです。
コカコーラ、ファンタ、オランジーナなどは売っていたりします。
さらに、カフェには食べ物が売っているところとないところもあるので、食事もしたい場合はパン屋さんやビストロ、レストランに行ってくださいね。
店員さんに無視されている?
フランスのカフェでもうひとつ注意する事は、座席のエリアによって担当の店員さんが決まっていることです。
特に大きなカフェだと、注文しようと手の空いている店員さんを見つけて呼んでも、来てもらえない事があります。
これは無視しているわけではなく、単純に「自分の担当エリアではない」だけなんです。
留学当初はその事を知らずにいたので、いくら呼んでも来てくれないのは外国人差別だ!と思っていましたw
だって、他の人にはめっちゃ愛想振り撒いているんです。
その後、担当の店員さんが注文を取りにやって来たらすごい親切丁寧だったので、その事をフランス人に話したら「それはチップをもらうためだよ」と言われましたw
と、ここで少し脱線しますが、チップはいくら払えば良いのかと質問される事があります。
toraはフランスに住んでいたので、カフェの店員さんにチップを払った事はありません。(堂々と言う事でもないけど)
払わなくても、別に何もありません。
お会計は、基本的に飲みのもを持って来てくれた時に席で行います。
お金を払うと、レシートを半分まで破いてくれます。
それが、お会計済みの印なのですが、もし感じが良かったらその時にあげるか、帰る時にテーブルの上に置いてください。
カップを片付ける時に持っていきますので。
金額は、いくらでも良いと思います。
フランス語でチップを「pourboire」(ぷぅぼわーる)と言います。
これはpour(〜のため)とboire(飲む)という言葉がくっついた単語になります。
つまり、仕事帰りにこれでいっぱいやってね!という意味なんです。
ですので、ほんの気持ちで良いと思います。
オーナーが1人でやっているカフェなどもありますが、その場合オーダーを取りに来てくれない事もあります。
そんな時はカウンターに行ってオーナーに声を掛けてください。(こっちのケースが多いかもw)
toraは小さなカフェに通って、オーナーと仲良くなったりしました。
もちろん、感じの悪い人もいたのでそのようなカフェには2度と行きませんでしたけど。
いろんな都市のいろんなカフェを巡ってみるのも、楽しいですよ。
アレは出てきません
最後に、これはカフェだけでなくビストロやレストランもそうなんですが、日本の様におしぼりやお冷は出て来ません!
もし、お冷が欲しい時は「お水ください」と言わないと出て来ませんが、基本的に「お水」は有料です。
もちろん無料のお水もありますが、その場合はきちんと「水道水」と伝えないとエビアンなどの有料のミネラルウォーターを意味します。
ミネラルウォーターが飲みたければオーダーしても良いのですが、カフェのミネラルウォーターは割高です。
ですので、toraは常にミネラルウォーターは持ち歩いていました。
「水道水」を飲む事はほとんどありませんでしたが、たまに大学の学食で飲み物がない時は飲んでいましたけど、美味しくはありません。
また、おしぼりも出ないのでウェットティッシュを多めに持って行くと良いかと思います。
日本では安く手に入りますし、それほど嵩張るものでもないですよね。
手が拭きたいのにおしぼりがない!となるよりかは、自分で用意しておいた方がストレスが減ります。
まとめ
今回は、フランスのカフェについてご紹介しました。
初めてのフランス観光が楽しいものとなるように、日本とは少し違うシステムである事を知っておいてください。
そして、意外と「直感」は当たるものです。
なんとなく入りにくい雰囲気があるお店には、できるだけ足を踏み入れない方が良いと思います。
カウンターでマスターと話込んでる常連さん、店内でおしゃべりに夢中なマダムたち、テラスではゆったりとくつろぐ人たち。
フランスのカフェの風景もまた、旅の思い出となります。
ぜひ、体験してみてくださいね。
次回は、いよいよ観光実践編をお届けしたいと思います。
では、また。
A très bientôt!
toraも持ってる定番中のガイド本。おすすめです